何のためにカウンセリングをするのか

何のためにカウンセリングをするのか

「あなたは何のために生きていますか?」
「あなたの人生の目標は何ですか?」
「あなたは何のために子育てしていますか?」

 
こう聞かれたら、あなたは何と答えるでしょうか?
 
これまでの回答例を振り返ってみると「そんな事考えたこともなかった!」という答えが圧倒的です。或いは「お金持ちになる事!」とか「子孫繁栄のため・・・かな?(笑)」とか、中には「子どもを育てるのに理由がいるんですか?!(怒)」と怒りだす人も(なんでや?(笑))。
 
しかしこの状況は、少し考えるとかなり怖い事だと思います。だって、世の中の大半の人たちが、何の目的もなく生きているという事なんですから。
 
そういう視点から見ると、おかしな犯罪が起こったり、変な事件が起こったりするのも無理はないのかもしれません。だって、何のために生きているかわからない人が、自分の人生を本当の意味で大切に生きているとは思えないからです。
 
これは、実は病気にも結構当てはまる事です。病気の人は当たり前のように「病気を治したい」と仰るのですが、「では何のために病気を治したいのですか?」とか「病気が治ったら何がしたいですか?」と聞くと、途端に答えられなくなってしまう事が多いです。
 
そうすると、「病気なんだからそんなこと考えられない!」と仰るのですが・・・逆に言えばこの発想でいるからこそ、病気が治らないとも言えると思うのです。
 
キネシオロジーでは「目標設定」を非常に重要視します。すなわち、病気を治すこと自体が目的なのではなく、病気が治ったその先が最も重要だという事です。そして面白いことに、本当の意味でそこが見えてくると、もはや病気など必要としなくなるかのように症状が消えてしまったり、症状そのものへのこだわりが消えていくのです。  

子育ても同じことです。自分がなんのために子育てをしているかがハッキリわからないから、様々な情報に踊らされてしまうし、焦ってパッと見よさそうな流行りの教育法などに走ってしまうのではないでしょうか。
 
なぜ現代がこのような状況になってしまったのかを考えると、マクロの視点で見れば教育の在り方とか社会の在り方などでしょうし、ミクロの視点で見ればやはり、それぞれの家庭で、親とそういう話をしたことがないからだと思います。
 
そしてこれは、「本当の意味でのアイデンティティ」につながる話でもあります。
自分が一体何者で、自分の人生を賭して一体何を成し遂げたいのか、それがハッキリ自分で認識できて初めて、本当の意味で自分の人生を歩んでいく事ができるのではないかと思うのですが、それが確立されていない人が非常に多いのです。現代の日本では、こういった事は誰も教えないし、無理もないでしょう。

しかし私の見てきた限り、その人にしかできないことは必ずあります。言い換えればもしかするとそれは「使命」のようなものなのかもしれません。

当サロンでの最大の目標はそんな「自分の人生の目標を見つける事」(真の意味でのアイデンティティを確立する事)です。それが見つかれば、カウンセリングにくる必要も、症状に頼る必要も、他人に依存し続ける必要も一切なくなると思うし、自分の子どもに「信念を持った生き様を見せる」という大きなギフトができると思うのです。そしてそれは、子どもにとっても自分の人生を歩んでいく上で、何にも代えがたい大きなプレゼントになるのではないかと思うのです。